こんにちは。
四国の田舎町で不妊治療と向き合う、小梅です。
次は4回目の移植なのですが、
今月は個人的な用事で忙しく、
治療はお休み期間に入っています。
「不妊治療をしていることを、できることなら誰にも知られたくない」
私はずっと、そう思っていました。
特に、身近な人には。
今回は、
そんな私が不妊治療のことを
周りに言いたくなかったのに、
どうしても話さなければならない状況に
なってしまったときの話です。
同じような経験をされた方も
いるかもしれませんね。
不妊治療を始めてから、習い事を休会

私はある習い事をしています。
その習い事には本格的な発表会もあり、
練習への参加を強く求められます。
私は不妊治療を始めてから、習い事自体をお休み(休会)しました。
理由は、
「不妊治療に専念したいから!」
というよりも…
みんなが一生懸命練習に励んでいる中で、
治療で突然休むとなると迷惑をかけると思ったからです。
「え、また急に休むの?」
と思われることも嫌でした。
私は、こうしたデリケートな話を
オープンにできるタイプではありません。
なので、不妊治療で休むということは誰にも言いませんでした。
ちょうどその頃は、
仕事を辞めて今住んでいる田舎町へ
引っ越すタイミングでもあったため、
「家庭の都合で……」
とだけ伝えていました。
「そろそろ戻れない?」と言われるように

しかしながら、
不妊治療を始めて約3年。
(自分でも、こんなに長くかかるとは思っていませんでした。)
「さすがに、そろそろ戻れない?」
と、A先輩から
声をかけられるようになりました。
習い事自体は好きなので、
戻りたい気持ちはもちろんあります。
でも、採卵や移植があると、
身体も気持ちも落ち着きません。
再開するなら、体外受精を卒業するタイミングがいい。
私は、自分の中でそう答えを決めていました。
とはいえ、
もう隠し続けるのは限界だと思い…
「ごめんなさい。実はずっと不妊治療をしていて、心身ともになかなか落ち着かない状況なんです。デリケートなことなので、周りには言いたくなくて……」
と、渋々A先輩にだけ、
不妊治療をしていることを伝えました。
この時点では、
A先輩一人に話しただけです。
まさか、
その後こんなことになるとは思っていませんでした。
休日に突然かかってきた電話

ところが、
それから少し経ったある休日。
A先輩から突然、電話がかかってきました。
「なぜ、小梅さんは何年も休み続けるのか理由を説明してほしい。と、今、隣でBさんが言っているの…」
やや困った声で、A先輩からそう言われました。
ちなみに、
電話の向こうには習い事のメンバーが多数いるようで、
聞き慣れた声でざわざわしています。
私に説明を求めているBさんは、
習い事の中でもリーダー的な立場の方です。
私は、心底嫌な気持ちになりました。
「こんなプライベートな話をBさんにもしなくてはいけないの!?」
「しかも、電話の向こうに人がたくさんいそうなんだけど…」
そんな気持ちで動悸がしました。
本音を言うと、そこはA先輩になんとかごまかしてもらいたかったです。
でも、ここで拗らせると面倒だろうなぁと思い…
本当に嫌でしたが、ありのままの状況を伝えることにしました。
「当初は家の引っ越しなどが忙しかったのですが、並行して不妊治療も始めていて、手術や移植が繰り返しあるんです。今は治療に専念したくてお休みしています」
そうBさんに伝えてください、
と、私はA先輩に言いました。
Bさんが電話を代わることはなく、
それ以上、
電話で何かを求められることもありませんでした。
「でも、こんなにデリケートな話を赤の他人に言うことになるなんて」
とてもショックで辛かったし、
突然の電話にもモヤモヤしました。
「きっとできるよ!」善意の励ましがしんどい

しかも、
この時期はちょうど治療のお休み期間でした。
大変だったホルモン補充周期の疲れを癒して、
リフレッシュしているところだったのです!
一気に気分が落ちてしまいました。
結局、あの電話の後、
習い事の複数の人が私の不妊治療について
知るようになったようで…
- 「小梅さん、きっとできるから大丈夫!」
- 「私の知っている人も、治療して2人も産んだよ」
- 「治療しながらでも、たまになら練習に来られるんじゃない?」
などと、
本当に不要な気遣いや、
誰かの成功体験を聞かされたり、
「治療の合間にでも練習においでよ!」
と、ペースを乱されるような声かけをされたり。
正直、散々な目に遭いました。
もちろん、皆さん悪気があるわけではないと思います。
励ましてくれていることも分かります。
でも、治療中の私には正直しんどい言葉でした。
善意だとしても、夫婦の極めてプライベートな部分には踏み込んでほしくなかったのです。
カミングアウト後のことまで、考えられていなかった

今回の件を通して私が思ったことは、
「不妊治療のことを隠したいのであれば、何が何でも最後まで隠せばよかったな」
ということです。
途中で「実は…」
と打ち明けてしまうと、
デリケートな内容だけに変な気遣いをされたり。
逆に、
「時々なら大丈夫じゃない?」と、
普段通りにあれこれ要求してくる人もいました。
人によっては、
治療のことをオープンにしたい人もいると思います。
だから、これはあくまで私の場合の話です。
私は、
不妊治療のことをカミングアウトしたらどうなるのか?
その影響についてまで、考えが及んでいませんでした。
今では、カミングアウトしたことを後悔しています。
他人のプライベートをあれこれ詮索しない

そして、もう1つ思ったことがあります。
それは、
他人のプライベートをあれこれ詮索するのは、やっぱり良くないということです。
私は他人のプライベートに
あまり興味がないので
わからなかったのですが、
いざ自分が当事者になってみると、
部外者にあれこれ口を挟まれることは本当に腹立たしく、メンタルにもくるんだなぁと実感しました。
「何年も休んでいるけど、どうしてなんだろう?」
と疑問に思うこと自体は、
仕方のないことなのかもしれません。
でも、その理由を本人に説明させること。
ましてや、
それが本人にとって
話したくないデリケートな内容だったら…
「そっとしておくのが優しさ」という答えにたどり着きました。
今は、自分の気持ちに正直に

結局、A先輩からは
練習に来るよう頻繁に誘われるのですが、
無理なときは断っています。
本当に自分が行けるときだけ
顔を出しています。
まだまだ治療は続くのですから、
無理は禁物ですよね。
今回の経験を
皆様に共感してもらえるかは分かりません。
ただ、もしも今、
不妊治療のことを周りに話すべきか
悩まれている方がいたら…
「話した後、自分の知らないところでどこまで広がる可能性があるか?」
「そのような状況を自分は受け入れることができるか?」
ということも、考えてみてもいいのかもしれません。
そして、考えた後は、
ゆっくりリラックスしてくださいね。
1番大事なのは、自分自身の心だと思います。
今日のひとこと
英:You don’t have to tell everyone everything.
(すべてを、誰にでも話さなくていい。)
仏:Tu n’es pas obligée de tout raconter à tout le monde.
(すべてを、みんなに話す必要はないよ。)
※最後までお読みいただきありがとうございました。記事の内容は、あくまでも私個人の体験談です。治療内容など、医療に関することは必ず医師の指示に従ってください。この記事は、私の体験をよりわかりやすくお伝えするために、AIの支援を受けて構成・作成しています。

